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“バーボン”にハマった理由  vol.3   

ライ・クーダーについて、もう少し。


もはやバーボンとは何の関係もない、
お酒ネタから音楽ネタのエントリーに変わってきましたが、
せっかく敬愛するライ・クーダーが登場してきましたので、
もう少しだけお付き合いください。



You tubeにありました!

前エントリーで紹介した
1974年のアルバム『Paradise and Lunch』
の8曲目 『Mexican Divorce』が聴けます!







『Mexican divorce』とは文字通り「メキシコ離婚」。

1960年代に、多くのアメリカ人が「離婚申請書」を得るためにメキシコへ旅行したそうです。
なぜなら、アメリカのような訴訟社会と違い、
メキシコでの離婚は容易で、速く、低費用、というのがその理由。
とにかく簡単に離婚できたようです。(それゆえ、有名人も多くメキシコ離婚をしているそうです。)

この『Mexican divorce』
英語の意味はあまりわかりませんが、想像するに、

心が離れた夫婦が離婚を決め、メキシコへ。
本当は元へ戻りたい。しかし、もう引き返せない。
ほんの小さなすれ違い。愛するがゆえに傷つけあう二人。
この心情を、アメリカとメキシコとの国境の風景の上に映し出している、
なんとも切ない、やりきれない、まるで映画のワンシーンのような曲。
(あくまでもボクの想像です)

ちなみに、この曲は1962年バート・バカラックの作品。

ライ・クーダーがカバーしたことにより、このすばらしい曲が少しだけよみがえったけど、
ほとんどヒットはしなかったようです。













by style-zero | 2011-01-27 21:54 | ラグタイムブルースなど | Comments(0)

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